近畿地域農業経営力セミナーに参加して

 近畿農村青少年クラブ連絡協議会、農家のこせがれネットワーク関西、(社)アグリフューチャージャパン、近畿農政局の共催で開催された「近畿地域農業経営力セミナー」に参加してきた。http://www.maff.go.jp/kinki/press/keiei/sien/121001_1.html

 

 参加した動機は、こせがれ関西の片桐さんに会うことと若手農家と知り合うためであったが、グリーンリーフ(株)の澤浦社長の講演を聞いて甚く感動した。経営理念は”感動農業”(感じて動く、顧客が感動、働く人も感動)で、関わったすべての人々が幸せになることを目的にしている。経営方針は、全国展開による農業リスクの分散化により周年出荷体制を確立し、生産者側が価格決定権を持つことにある。この講演の中で、もっとも印象に残った言葉は、「一番逆境にあるときが、最大のチャンスである」という、まさに企業家でないと言えないこと。

 農業経営をテーマにしたセミナーであったが、講演者の意見は経営感覚を持つことは必要条件であり、それだけでは成功することはできない。むしろ、社会的に通用する理念を持ち、人と人とのつながりを大事にし、時代のニーズにしっかりと応えることが成功の秘訣であるとの印象を受けた。

 セミナー終了後の懇親会では、関西地方の若手農家と数多く知り合いになることができたので、今後農家さんから要望があれば色々な業種の方と結びつけていきたい。さっそく、和束町から来られていた茶農家さんがいたので、今度、民家改修に誘っておいた。そして、片桐さんとは食文化についてお知恵を拝借することをお願いして、京都市100人委員会での取り組みが進んできたら、一度お話しを聞く機会を設けたいと思う。

 着々とネットワークが形成されてきている。でも、大事なのはこのネットワークをどう活かすか。そのためには、自分のすべきこと、できることをより明確にしていかなければならない。

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