2012年4月8日 山田錦 品質ピンチ

 

 酒米で有名な山田錦の主産地である兵庫県北播磨地域にて、地球温暖化の影響からか品質が低下しており、2010年には米粒が白く濁る「白未熟粒」が大量に発生した。この事態を受けて、農業気象学の専門家である宮崎大学の竹下准教授に原因究明を依頼し、最適な田植え時期の予測や栽培管理方法について検討を進めている。

 実は、この宮崎大学の竹下准教授は大学院時代の同期で、新聞に名前入りで掲載されるとは先を越されたと感じている。実践家として、はれプロも負けてられない。

H24.4.8【読売新聞】山田錦品質ピンチ_竹下さん.pdf
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2012年2月16日 運べる水力発電 高3生が開発

 

 京都市立伏見工高で3年生の生徒が「持ち運べる水車」を考案し、昨年の全国発明コンテスト「発明&事業化プランコンテスト・テクノ愛」にて、応募549件の中から見事、最高賞に選ばれた。

 『発電螺(はつでんにし)』と名付けられたマイクロ発電機は、形状は良くある螺旋水車であるが、その材質に鋼材を用いず、2本の針金に糸をたくさん張り強化プラスチックで固めるというもの。したがって、通常の製品より小さく軽量で、重さは50キロ程度。もう少し小型のものができれば、大人2人で持ち運ぶことができ、山間部の沢や水路などに設置できる。

H24.2.16【朝日新聞】運べる小水力発電_伏見工高校生が開発.pdf
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2012年1月26日 農業に進む若手 最長7年間年150万円給付

 

 農林水産省の平成24年度予算の目玉である「新規就農総合支援事業」(約135億円)に関する記事が掲載された。この事業では、45歳以下で新規に農業を開始する担い手に対して1年間150万円を一定の条件のもと給付するというもの。研修期間2年間も助成対象となり、最長で7年間給付を受け続けることができる。農業開始3年程度はほとんど年収を稼ぐことが難しいのが現実で、農業を目指す若者の追い風となることを期待する。

 目標は、毎年2万人の新規就農者を生み出し、平均年齢65歳以上という農業の構造改善を着実に推進していく考え。また、これに加えて地域の認定農家になれば、スーパーL資金などの無利子融資も受けられるため、ゆくゆくは規模拡大して企業体として成長していくことも視野に入れている。

 

H24.1.26【日経新聞】新規就農支援_最長7年間年150万円給付.pdf
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2012年1月25日 近畿地方の農業参入企業85社に 農地法改正2年

 

 日経新聞に近畿地方における企業・団体の農業参入の実績が掲載された。農地法改正以降2年間で85社が参入したとのこと。農地法の規制緩和も一因ではあるが、それ以上に企業のCSRの一環という側面が強いのではないだろうか。農地法の改正でも出資比率及び役員の構成比率の問題が横たわっており、一筋縄ではいかない様子。

 この間、近畿農政局では特に6次産業化の取り組みに重点をおき、6次産業化倶楽部の設立(会員数1000人突破)や企業と農家とのマッチング・フェアの開催などを実施してきた。このほかにも、企業と農家の両面に対して様々なかたちで応援を行っている。詳細については、近畿農政局ホームページ「近畿の農業・農村の6次産業化」をご覧いただきたい。

H24.1.25【日経新聞】近畿の農業参入85社_農地法改正2年.pdf
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